ネックスフィル社訪問記

テーマ:高透明PETフィルム製造設備及び最新鋭スパッタリング設備を この目で確かめる

2009年9月10日
ネックスフィル社を訪問してきました。
昨年6月に続き、2回目の訪問です。

ネックスフィル社ガラスフィルムの輸入に関し、多大な貢献をして頂いているビー・インターナショナル株式会社代表取締役大田社長に同行して頂きました。

海外代表のアン氏に迎えて頂き、ソウル南東部ヨンイン市のNEXFIL社本社兼第一工場を訪問。
距離は45KMのところ、高速道路が混んで約1時間半で到着。

超まじめなリー社長が、満面の笑顔で迎えてくれました。
少し、疲れ気味の様子。
聞けば、昨夜も深夜2時まで、製造現場に入り、陣頭指揮をしておられたとのこと。社長が現場に入ると士気があがるらしく、急ぎの製造をなんとか間に合わせることができたとのこと。

製造に忙しく、2ヶ月間分の工程がびっしり詰まっている、米国及び中国向けに急激に売り上げが伸びているとの説明。

その忙しい最中、 我々の訪問に備え、高透明PETフィルムを使用した新規フィルムの試作を完了させていてくれました。
詳細は、準備完了次第、広報します。
技術的な事項を曖昧にできないのが私の性分、
ここで云う高透明とは、ヘイズ(曇り度)=0.5との回答を得た。
通常のガラスフィルムは、ヘイズ=1.5
大手PETフィルム原反製造メーカーの高透明PETの生産は限定的。
その殆どが電子機器関連向けで、入手の時期と価格が流動的。

他社に頼らず、自社に必要なものは、可能な限り自社で生産するというリー社長の談。
昨年のスパッタリング、今回の高透明PETと、新しく設備を導入し稼働させて新製品を完成させるまでの能力とエネルギーに、あらためて感銘を受けた。

ネックスフィル本社
第二工場を訪問
ネックスフィル社第二工場前で

続いて、第二工場を訪問、車で5分。写真は、工場の入り口。
右から、
社長のリーさん
海外代表のアンさん
ビーインターナショナルの大田社長
サイバーレップスの根本

道路を隔てた敷地には、新工場の整地が完了、土台が完成。
世界最新鋭の設備を導入した画期的なフィルム製造工場を建てるとの説明。

外観は、どこにでもある工場。
早速中へ。

当然のことながら、クリーンルーム用のウェアを着用。

先ずは、昨年8月に導入した
スパッタリング設備を見学。

ネックスフィル社スパッタリング装置

スパッタリング設備
左の写真は、機密保持のためぼかしてあります。
ターゲット材を5本セットすることができる世界最新鋭の設備。

IRカット材と、種々のターゲット材を同時に照射できるのが自慢。

ちなみに、銀のターゲット材は、1本数千万円するという。
(数千万ウォンかも知れないが、高額すぎて、確かめる気になれなかった)。

高純度PETフィルム製造設備完成

次に、今回の目玉:
高透明PETフィルム製造設備を見学。
確かに、数十メートルある長〜い製造設備で、原料チップから50ミクロン厚の高透明PETフィルムを製造していた。
残念ながら、写真は撮らせてとは云いだせなかった。

世界中のガラスフィルム製造会社で、高透明PETフィルムを自社で製造し、 最終製品のガラスフィルムまで一貫製造出来るのは、NEXFILだけと、誇らしげだった。

ちなみに、私は、インドのガルワレ社を訪問している。
ガルワレ社も、チップから飛散防止フィルムを製造していたが、“高透明”ではなかった。

出来たての高透明フィルムをさんざん触ってから、ランチへ。
韓国通の大田氏が、こんなに美味いカニ料理は初めてと、感激していた。
韓国料理は、実にバラエティーに富んでおり、延べ数十回も韓国訪問をしている私も、以前は主に肉料理ばかり、今回は、多彩な韓国料理を満喫し、3KGは”肥えた”。

韓国式ランチ

引き続き、社長室で、詳細打合せ

せっかく、良いものを作りながら、梱包その他の細かいところで、日本向けにはイマイチ。
細かな改善を、弊社側から指摘。
訪問前に、スカイプで毎日のように話した時は、“そんな要求をするのは日本だけ”との反応。

確かにそのとおり、然し、日本では、“見た目”も大事であること、及び、多少荒っぽい取扱いをしても、製品に異常が起きてはならないことを力説。

幸い、“日本大好き人間” のアンさんが良く解ってくれて、少しコストアップになっても弊社要求どおりの手配をして頂けることになった。

日本人と韓国人の感性は、今や、限りなく近い。
庭園の池には、鯉と緋鯉が泳いでいた。

社長は今夜も現場に入るという、11月のSEMAショー出典の準備も忙しい。

邸園の池には鯉
韓国は今やフィルム先進国 千載一遇のチャンス
ネックスフィル社第一工場
ネックスフィル社本社・第一工場
ネックスフィル社第二工場
ネックスフィル社第二工場、手前に新工場建設中
ネックスフィル社内部
工場内部はクリーンルーム・最新鋭設備
ネックスフィル社社長来日
リー社長・アン海外代表・根本

NEXFIL社は、ほぼ全てのガラスフィルムを製造しています。
1)IRカット率99%超フィルム等の製造に代表される技術力
2)飛散防止・日射調整フィルム全てに抜群の価格競争力
2008年11月最新鋭スパッタリング設備による本格製造を開始。
2009年9月高透明PETフィルム原反製造設備稼働開始。

量産体制が整って日本市場本格参入を目指す同社と、更なるニーズ適合製品の開発輸入を目指す弊社の、意図とタイミングが、見事に合致、千載一遇のチャンスに恵まれました。
NEXFIL社は、透明遮熱/断熱フィルムを中心に業績を急速に拡大中。
特に米国で販売が好調、2009年11月のSEMAショーに出展。